個人的にはとってもおすすめな食洗機ですが、買って後悔した方の話も聞きます。
購入前に確認しておくとよいポイントと、私なりの対処方法をまとめました。
食洗機の後悔ポイント5つ
私自身も食洗機を使ってみて、「ちょっと思っていたのと違うな」と感じたポイントが5つあります。
- ①時間がかかる
- ②意外と入らない
- ③洗剤のコストが高い
- ④食器を並べるのが難しい
- ⑤ブレーカーが落ちる
それぞれの項目について、私なりの対処方法をまとめています。参考になれば。
①食洗機だと時間がかかる
私が使っているPanasonic NP-TA3の取扱説明書では、どの「汚れレベル」を選ぶかによって異なりますが、乾燥まで入れるとだいたい1時間ちょっと~2時間くらいかかります。
私は乾燥を使わないこともあるので、「洗い+すすぎ」だけの時間も並べてみました。それでもけっこう長いですよね。
ちなみに、私の場合、食器が少なめな時は「レベル1」、多めな時は「レベル2」、焼肉や焼き魚の日だけ「レベル3」を使っています。
これくらい時間がかかるため、次の点に注意しましょう。
ご飯の支度と重ならないようにしよう
例えば、お昼の洗い物が夕飯の支度の直前になってしまった場合は、使いたい調理器具や食器がまだ食洗機の中なので取り出せない……ということが起こり得ます。
調理器具も食器もスペアがたくさんあれば問題ないかもしれませんが、決まったものを使いたいっている場合は、ご飯の支度の時間に重ならないように気を付けましょう。
もちろん、時間が重なってしまった場合には、使うものだけ手洗いすればいいんですけれどね。
でも、手洗いしたくないから食洗機を買う方が多いと思いますので……。
寝る前に回すのは避けよう
キッチンと寝室の位置関係にもよりますが、一人暮らしや二人暮らしの方などは、寝る前に食洗機を回し始めてしまうと、寝る時に音が気になるかもしれません。
その場合は、布団に入る時間までには運転が終わっているように気を付けましょう。
食洗機は、運転音が大きめです。昼間なら気になりにくくても、寝る時だと気になってしまうかもしれません。
②食洗機には意外と入らない
食洗機を使い始めると、「意外と量が入らない……」と感じる方もいると思います。
特に、調理器具もまとめて洗いたいと思っている方は注意が必要です。
これについては、サイズ選びがとても重要です。
後悔しないための食洗機のサイズ選びのポイントについてはこちらの記事にまとめています。
食洗機のサイズを選ぶ時には、カタログ上の「○人」という目安を参考にするのではなく、一度にどれだけの量の食器・調理器具をまとめて食洗機で洗いたいのかをイメージして選ぶのがよいです。
③食洗機用洗剤のコストが高い
食洗機には「食洗機用」の洗剤を使う必要があります。
この食洗機用洗剤、手洗い用の洗剤よりもコストが高いものが多い気がします。
価格も手軽さも
タブレット型>液体>粉末
という感じです。
計量が楽になるとコストも上がります。
(それでも私はタブレット型のジョイ ジェルタブを使っています。汚れ落ちが抜群なことと、楽をするために食洗機を買ったので、せっかくならとことん楽をしたいからです。)
維持費として考慮に入れておこう
そのため、食洗機を買う際には、洗剤のコストを最初から維持費として計算に入れておきましょう。
洗剤をケチると汚れ落ちが悪くなるので、余計に後悔してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
食洗機用の洗剤の中には、手洗いとは比較にならないくらいきれいに汚れが落ちるものがあります。
せっかくならその性能を存分に堪能しましょう。
ジョイ ジェルタブが一番高いと思うので、「毎日ジェルタブを使う」想定で維持費を考えてもらえば、それ以上に費用がかかることはありません。
(我が家ではお昼と夜の1日2回使っているので、54個入りだと1ヶ月弱で使い切ります。)
セールを狙おう
ジョイ ジェルタブの場合、いつどこで買うかによってかなり価格が上下します。
このタイミングでここで買うのがおすすめ!という情報をこちらの記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。
④食洗機に食器を並べるのが難しい
食洗機の中にきれいに食器を並べるのは、実はけっこう難しい……。
ノズルの位置を考えて、汚れが落ちやすいように並べないといけません。
取扱説明書にカラー写真を使ったわかりやすい図説もありましたが、あくまで見本なので、それぞれのご家庭の食器を並べるには参考にならないということもあると思います。
定位置を作ろう
なので、食洗機を購入したら、早めの段階で定位置を決めてしまいましょう。
手持ちの食器を出してきて、どれがどこにぴったり並べられるか、組み合わせてみましょう。
そして、食洗機にぴったり収まる食器を普段使いにしてみましょう。
「食洗機で洗いやすい食器を使う」という逆転の発想です。
私の場合、「大きめのお皿はこれ、取り皿はこれ、小鉢はこれ、マグカップはこれ」というように、食洗機に並べやすい「食洗機選抜」を決めて、普段の食事ではなるべくその中から使うようにしました。
そうすると、定位置に並べるだけなので、洗う時に悩むことがぐっと減ります。
可能なら食器の買い替えも
「食洗機選抜」を決めるという意味で、もしこだわりがなければ、食洗機に適したサイズの食器に買い替えることもおすすめします。
私の場合、大きめのお皿をニトリのカル:エクレに買い替えてから、さらに食洗機が使いやすくなりました。
なるべくたくさんの食器を効率よく並べるには、食洗機の右下部分の平皿スペースをどう効果的に使えるかが重要だと思います。
⑤ブレーカーが落ちる(かも)
これは我が家で起こったのですが、食洗機と湯沸かしケトル、食洗機と電子レンジを一緒に使った時に、ブレーカーが落ちました(汗)。
食洗機のために契約アンペアを上げてもよいと思いますが、我が家では、湯沸かしケトルと電子レンジを使うのはほぼ私なので、食洗機を一時停止させて使うことで対処しています。
慣れてしまえばそこまで手間ではないですが、念のためご注意を。
食洗機とうまく付き合おう
食洗機はとっても便利なアイテムですが、うまく使うには割り切りや工夫も必要になってくる部分があると思います。
それでも、食洗機はQOLを爆上げさせてくれるアイテムです。
私の場合、どのポイントも工夫で何とかなったので、後悔は全くありません。
納得の上で導入してもらえたらと思います。
↓私の使っている機種の後継機です。