二人暮らしなら「3人用」で大丈夫と思っていると、意外な落とし穴が待っていることも……
据え置き型の食洗機の購入を検討する時に、サイズで悩んでいる方もいると思います。
商品のラインナップを見ると、だいたい「5人用」か「3人用」に分かれています。
(Panasonicの公式サイトでは、「ファミリー向け」「少人数向け」に分かれています。→商品一覧|食器洗い乾燥機(食洗機))
家族が5人未満なら「3人用」でも大丈夫なのかな?と思ってしまいますが、ちょっと待って!
サイズ選びのために、知っておいてほしいことがあります。
食洗機の取説からわかった衝撃の事実
我が家は二人暮らしですが、「5人用」の食洗機(Panasonic NP-TA3)を購入しました。
こちらの機種はほぼ終売していて、現行機種はこちらです。→(Amazonで見る)
「何となく大きめにしておこう」というくらいの考えでしたが、使い始める前に取扱説明書を読んでみて、衝撃を受けました。
食器の並べ方を解説している、↓この写真を見たからです。
お気付きでしょうか。
この写真、食器と調理器具を別々に洗う想定で並べているんです!
食器と調理器具は2回に分けて洗う前提なんですね……
説明書には「40点(約5人分)の食器」と書かれていたのですが、それは調理器具を含めずに食器だけを並べた場合だったんですね。
「5人用」は、5人分の食器+調理器具をまとめて洗えるわけではない!
ちなみに、二人分の食器と調理器具でしたら、だいたい一度にまとめて洗えますので、ご安心を。
食洗機のサイズ表記の数字に要注意
「3人用」か「5人用」というのは、あくまで食器だけの分量を前提にしていることに注意が必要です。
誤解されやすいからなのか、現在のPanasonicの食洗機の商品情報ページでは、具体的な人数を示さずに「少人数向け」「ファミリー向け」と書かれています。
ただ、それでもやはり、「二人暮らしなら少人数向けで十分じゃない?」と思う方も多いかと思いますので、注意が必要です。
手洗いゼロ or 手洗い半減
家族の人数が増えても、実は調理に使う器具の量はそこまで変わりません。
2人家族が4人家族になったからといって、フライパンやお鍋の数やサイズが倍になるわけではないですよね。
そうすると、人数の少ない家族が「少人数向け」/「3人用」を買った場合、調理器具を食器とまとめて洗えない可能性があるということを知っておいていただければと思います。
つまり、サイズによって「手洗いゼロ」にできるか、「手洗い半減」に留まるかというのが決まってくるのです。
少人数の家族でも、
・大きめを選んでおけば、調理器具までまとめて洗えて、手洗いはほぼゼロに
・小さめを選ぶと、調理器具は2回に分けて洗うか、手洗いにする必要がある
せっかく食洗機を購入したからには、食洗機のメリットを最大限に活用して、手洗いゼロの快感を味わってほしいので、個人的には、二人暮らしでも「ファミリー向け」/「5人用」がおすすめです。
大きめサイズの食洗機ならこんなメリットも
大きめを選んでおいた方がよい理由がもう一つあります。
それは、スペースに余裕があれば“ついで洗い”ができること。
大きめの食洗機を使っていると、食器も調理器具も全て入れてもスペースに空きがある場合があります。
そのまま回すのはちょっともったいない……と思ったら、ぜひ”ついで洗い”をしましょう。
おすすめは、空いたスペースに五徳(ごとく)を入れること。
五徳って、手洗いするのは面倒なので、ついつい放置してしまいがちですよね。
食洗機に空きがあったらこまめに洗っておくと、コンロをいつでもきれいな状態に保てますよ。
2口コンロや3口コンロの場合、一度に全部入らなくても、ローテーションで1つずつ洗っていけばOKです。
“ついで”なので、すごく得した気分になれておすすめです。
(少量だけ食洗機で洗うのはもったいないと思っている方にも、罪悪感が薄れるのでおすすめです)
食洗機のサイズを選ぶ際のポイント
食洗機のサイズを選ぶ際は、どこまで手洗いを減らしたいのかを基準にして考えてみるのがポイントです。
調理器具までまとめて食洗機で洗いたいのか、
調理器具だけなら手洗いでもよいのか。
私のように、手洗い大嫌いなズボラさんは、大きめを選んでおいた方が後悔しませんよ。
*Panasonicの据え置き型食洗機、ファミリー向けの中で最も低価格なのがこちらの機種です。↓
通常の使用であればこちらのモデルで全く問題ありません。