ポータークラシックのニュートンバッグとは
ポーターと言えば、機能的なリュックサックをたくさん販売していますが、ポータークラシックのニュートンバッグは、かなり独特な特徴を持ったシリーズです。
「重さが消える」というキャッチコピーの付いたニュートンバッグ。
最大の特徴は、ショルダーストラップに、寝具メーカー〈昭和西川〉の「muatsu(ムアツ)」の素材が使われているので、重さが分散されることです。
一般的なリュックの重さ対策というと、リュックの生地自体を薄くて軽いものにするとか、ウエストベルトやチェストベルトで体に固定できるようにするというものが多いです。
そうしたリュックは、どうしても見た目がカジュアルでスポーティになりがちです。
ニュートンバッグは、見た目はおしゃれなままで、ショルダーストラップ自体が重さを分散させるという、他にはないバッグです。
レビューでも評判がよかったので、私も購入して3年ほど使いましたが、本当に評判通りの性能でした。
パソコンなど重い荷物を持って通勤・通学している方にぜひおすすめしたいリュックサックなのです。
ラインナップにはショルダーバッグとリュックサックがありますが、やはりムアツのストラップの効果を実感しやすいのはリュックサックです。
私は他にフェールラーベンのカンケンリュックも使っていますが、荷物が重くなる日は迷わずニュートンバッグを選んでいます。
ちなみに、2020年10月に、ディズニー映画『ファンタジア』の公開80周年記念として、限定のコラボモデルも販売されています。
ニュートンバッグのリュックサックのラインナップ
ニュートンバッグの、リュックサックのラインナップと仕様の一覧です。
容量 | サイズ | 重量 | |
デイパックS | 約11.5ℓ | 幅26.5cm×縦36.5cm×奥行10cm | 約650g |
デイパックL | 約23ℓ | 幅30cm × 縦49cm × 奥行14cm | 約905g |
シティリュックサック | 約18ℓ | 幅29cm × 縦42cm × 奥行12.5cm | 約720g |
ビジネスリュックサック | 約18ℓ | 幅30cm × 縦40cm × 奥行11.5cm | 約730g |
ビジネスリュックサックL | 約23ℓ | 幅32cm × 縦44cm × 奥行19.5cm | 約1100g |
私が使っているのは、「シティ リュックサック」で、色はオリーブです。
(シティリュックサックには、ブラック・ゴールド・ネイビー・オリーブの4色があります。)
「シティ」の特徴は、カジュアルな「デイパック」と、かっちりした「ビジネス」の中間、ほどよく固すぎず崩しすぎてもいないという、バランスのよいデザインです。
デイパックとビジネスリュックサックはこちらです。
どのサイズを購入するかは迷いました。
直営店に実物を見に行ったところ、通勤用にはデイパックSだと小さくてデイパックLだと大きい印象を持ちました。
そこで、18Lサイズのビジネスリュックサックとシティリュックサックに絞り込んで、どちらを選ぶかで迷いました。
最終的には、シティリュックサックにはサイドポケットがあったことと、色が4色から選べたので、シティリュックサックを選びました。
また、私はスーツではなくオフィスカジュアルな服装で通勤するので、シティリュックサックのデザインの方がファッションにも合わせやすいと判断しました。
シティリュックサックは、オンでもオフでもどちらでも使いやすいと思っています。
重さを分散させてくれるニュートンバッグは、旅行などの場面でも大活躍しますので、通勤以外にも使うことを考えてシティリュックサックを選びました。
ちなみに、直営店では5kgの荷物入りのデイパックLを試着(?)させてもらったのですが、5kgとはとても思えないくらい「普通」に背負うことができて感動したので、とりあえず見に行くだけのつもりが、即購入してしまいました。
ニュートン シティリュックサックのレビュー
私がシティリュックサックを使っていて、気に入っているポイントを挙げていきます。
使いやすい外ポケット
まず何より、両側にサイドポケットがあること!
普段は、折りたたみ傘や水筒(またはペットボトル)を入れることが多いです。
リュック本体の中に入れると倒れてしまって取り出しにくい傘や水筒は、サイドポケットがあると一気に出し入れしやすくなります。
また、サイドポケットに入れたものはさっと取り出せるので、スマートフォンを入れることもあります。
他にも、前面にある上下の大きなポケットも使いやすいです。
まずは上のポケットから。
私は、上のポケットにはエコバッグ(シュパットDrop)とストールをよく入れています。
(シュパットについてはたくさん記事を書いていますので、よろしければこちらからご覧ください。)
ファスナーが縦方向に付いているので、リュックを背負った状態でも物が取り出しやすいです。
ストールは、温度調節に便利なのでよく持ち歩いているのですが、バッグ本体に入れると物を引っかけてしまったりするので、外ポケットに入れておくのがぴったりです。
下のポケットには、ハンカチと消毒スプレーなどを入れています。
マチがあるポケットなので、たくさん入ります。
ほどほどに使いやすい内ポケット
内ポケットは、外ポケットに比べるとそこまで特筆すべきではないものの、十分に使いやすいです。
バッグ前面側のポケットは左右2つに分かれているので、縦長の小物を入れるのに適しています。
私は小物を詰めたペンケースと、モバイルバッテリーを入れています。
このペンケース、ポケットにサイズがぴったりなので、シティリュックサックを使っている方におすすめです。
背面の大きなポケットには、主にパソコンや書類を入れています。
私が使っているのは13インチのノートパソコンですが、すっぽり入ります。(DELLのXPS13です。)
ただ、ビジネスリュックサックだと背面ポケットがパソコン用に特化しているのでポケットにクッション性があるのですが、シティリュックサックのポケットにはクッション性はありません。
そのため、インナーケースなどを使わずにパソコンを入れると、ちょっと背中が痛いです……。
(それでも私はそのまま使っていますが。)
軽くて丈夫な高級感のある生地
ニュートンバッグのリュックサックには、「通常ナイロンの7倍の強度を持った、コーデュラナイロン1000デニール」生地が使われています。
かなりしっかりした生地で、控えめな光沢感があって、高級感があります。
この生地は摩擦にも強く、耐水性にも優れているということですが、実際、使っていて毛羽立つこともありませんし、多少の雨なら弾いてくれていて、中に入れたものが濡れてしまったことはありません。
ちなみに、実はファスナーも止水ファスナーになっているので、雨には強いです。
生地の良さは、さすがポータークラシックだなと感じます。
ただし、ショルダーストラップに関しては、体に当たる側はコーデュラナイロンではなく、綿のような別の生地になっています。
ちょっと強度と汚れが心配ですが、3年ほど、週の半分くらいはこのリュックを使っていますが、今のところ問題なく使えています。
上質な部品
メイン部分や外ポケットなど、どのファスナーも滑りが良くて、開け閉めでストレスを感じたことはありません。
艶消しの金具類も上品な印象です。
細部まで上質さを感じるのは、ポータークラシックならではだと思います。
リュックサックの中では高額なのですが、もしダメになっても(今のところそんな気配はありませんが)、同じものを買い直そうと心に決めています。
重さを分散させるポイント
さて、シティリュックサックを使ってきて、上手に重さを分散させるにはポイントがあると感じていますので、ご紹介します。
ストラップを長くしすぎない
ニュートンバッグというよりも、一般的なリュックサックの使い方の話になりますが……。
購入前に公式サイトでいくつか写真を見た時には、モデルさんが随分ストラップを長くして、リュックを低い位置に落として背負っていました。
荷物が軽い時にはそのような背負い方でも問題ありませんが、ノートパソコンを入れてしまうと、重さがうまく分散されなくなります……。
重い物を入れた時は、ストラップを短く調整して、なるべくリュックが体から離れないように、ぴったり背中につくように背負った方がよいです。
ちなみに、ストラップの長さ調整は非常にスムーズに行えます。
この辺りの作りのよさは、さすがです。
ハーネスベルト(チェストベルト)を使う
ニュートンバッグのリュックサックには、どれもハーネスベルト(チェストベルト)が付いています。
公式の説明文ではハーネスベルトと書かれていますが、チェストベルトという言い方の方が一般的かと思いますので、チェストベルトと書きます。
このチェストベルトを使うかどうかで、重さの感じ方が全く変わります。
どんなリュックでもチェストベルトを留めて固定した方が体への負担は減ると思うのですが、ニュートンバッグの場合はその効果がよりはっきりわかります。
ムアツのショルダーストラップは、「面ではなく点で支える」から重さが分散されます。
チェストベルトを留めると、一つ一つの点が体にぴったりと固定されるようになるので、分散効果が一気に高まります。
チェストベルトを留めると見た目が微妙……とか、ファッションに合わなくなると感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、せっかくムアツストラップを使ったニュートンバッグを使うので、チェストベルトで最大限に効果を堪能しましょう!
ニュートンバッグはやっぱりおすすめ
ニュートンのリュックサックを購入してからは、それまで嫌で嫌で仕方なかったパソコンを持っての出勤が、本当に苦にならなくなりました。
帰宅した時の体の疲れ方が全然違います!
私はニュートンバッグを使い始めてから、肩こりと腰痛がかなり改善されました。
「重さが消える」とか「重さを感じない」というキャッチコピーには「いや、さすがにそんなことはない」と突っ込みたいですが、「すごく重い荷物」が「ちょっと重い荷物」に変わってくれるイメージです。
それだけでも十分に大きなメリットを感じられますよ!
これだけ高性能なのに、スポーティでもなく、ビジネスっぽくなりすぎず、オンにもオフにも使いやすいデザインのシティリュックサック、とってもおすすめです。
限定 ディズニーとのコラボモデルも
2020年10月に、ディズニー映画『ファンタジア』の公開80周年記念の限定モデルが発売されていました!
このコラボモデルには、オリジナルのバンダナとキーチャームが付属しています。
どちらもかなり可愛い仕上がりです。
また、本体には『ファンタジア』に登場するミッキーマウスの刺繍もあります。
生地と同色の糸で、さり気ない仕様になっているのが素敵です。
ニュートンバッグは、リュックサックとしての性能が非常に高いので、超実用的なコラボグッズです。
なお、ディズニーモデルについては、ブラックとネイビーの2色の展開です。
ディズニーコラボは、シティリュックサックの他に、デイパックSとデイパックLもあります。
また、バンダナとキーチャームは単体でも販売されていますので、興味のある方は以下のリンクからご覧ください。
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