食洗機のお手入れに庫内クリーナーの使い方。掃除でトラブルを防ごう!

庫内クリーナーで食洗機のお手入れ トラブル予防 食洗機

食洗機のお手入れの頻度と内容

私が使っているのはPanasonicの据え置き型の食洗機(NP-TA3)です。

この食洗機のお手入れ方法は次のように説明されています。
(他の据え置き型の食洗機でも、基本的なお手入れは同じだと思います。)

頻度お手入れの内容
①週1回残さいフィルターの掃除
②月に2~3回2倍量の洗剤を使用して「お手入れモード」で運転
③月に1回パッキン部の拭き取り、排水口カバーの掃除
④庫内が白く汚れた時専用の庫内クリーナーを使用して「お手入れモード」で運転

①の残さいフィルターの掃除については、ステンレスのメッシュ部分を洗うのは本当に週に1回だけで済んでいます。
とっても手軽です。

Panasonic食洗機NP-TA3の残さいフィルター

網目の間に軽く汚れが残っていることがあるので、ササッと洗い流します。

私は普段の洗剤にジョイ ジェルタブを使っているためか、さっと流せばすぐに落ちるような汚れしか付きません。

(ちなみに、ジョイ ジェルタブにおすすめのおしゃれな収納方法についてはこちらの記事をご覧ください。)

ジョイ ジェルタブは洗浄力が非常に高いので、普段使い続けるだけで、庫内のお手入れの頻度をぐっと減らすことができます。

食洗機用洗剤はジェルタブ一択でよいのではないかと思っています。

ジェルタブを使っていれば、目に見える汚れや臭いは付きにくいですが、見えない部分がどうなっているかはわかりません。

そこで、④「庫内が白く汚れた」ら専用の庫内クリーナーでのお手入れが必要になってきます。

庫内に白い汚れが残るということは、見えない部分にも同じように汚れが残っている可能性があることになります。

二種類のお手入れで故障を防ごう

ネット上の食洗機の口コミなどを読んでいると、「故障したと思った時に庫内クリーナーで洗浄をしたら問題なく動くようになった」といった体験談がよく書かれています。

見えない部分に汚れが溜まっていてしまい、給水や排水などがうまくいかなくなってしまうことがよくあるようです。

こうしたトラブルを防ぐためには、普段から見えない部分の汚れを落としておく必要がありそうです。

二種類の汚れ

食洗機の「見えない部分に溜まった汚れ」を落とすには、どういう種類の汚れなのかによって、対応が変わってくると思います。

汚れの種類には、大まかに分けて、①油汚れ と ②水アカ汚れ があります。

油汚れ

油汚れ酸性の汚れなので、アルカリ性の洗剤でお手入れするのが適しています。

食洗機用洗剤の中には中性のものと弱アルカリ性のものがありますが、酸性の汚れである油汚れに強いのはアルカリ性の洗剤です。

アルカリ性と表示された洗剤を倍量で使って、「お手入れモード」で運転するのが効果がありそうです。

(ジェルタブも弱アルカリ性の洗剤です。)

水アカ汚れ

カルキなどの水アカ汚れアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤である庫内クリーナーでお手入れするのが適しています。

2種類のお手入れ

問題は、「見えない部分に溜まった汚れ」がどういう汚れかは、(見えないので)わからないということです……。

なので、どちらの汚れの可能性もあるということを念頭に置いて、

油汚れ対策 →2倍量の(弱アルカリ性の)洗剤を使用して「お手入れモード」で運転

カルキ汚れ対策 →庫内クリーナーを使用して「お手入れモード」で運転

という、両方のお手入れをしておくのがポイントだと思います。

庫内クリーナーの成分と特徴

Panasonicからは食洗機専用の庫内クリーナーが販売されています。

N-P300には2回分のクリーナーが入っています。1回分のN-P150という商品もありますが、N-P300の方がお得です。
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この専用庫内クリーナーの成分は、「有機酸(95%)、ビタミンC」です。

有機酸というのはクエン酸のことだと思われます。
見た目も、粒の感じなどが、まさにクエン酸です。

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナー
(開封してしまいました)

それならクエン酸で代用できるのではないか……という気もしますが、私は念のため専用の庫内クリーナーを使用しています。

食洗機は本体が高額なので失敗が怖いのと、庫内クリーナーを使う頻度は高くないので、専用品を買ってもそれほど負担が大きくないためです。

あとは、1回分が小分けになっているので計量要らずだからという理由もあります。

ちなみに、同一成分のPB品というものも販売されていますが、Panasonicの純正品とほとんど価格が変わりません。

(純正品は150g×2回分で、安いお店なら900円弱で販売されています。PB品も数年前にはずっと安く販売されていたようですが、現在では似たような価格になっています。)

庫内クリーナーの使用方法

庫内クリーナーのパッケージには、次のような説明文があります。

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーの説明文

「標準コースで約5分運転して、一時停止してクリーナーを入れてから運転を再開する」と書かれています。

ですが、食洗機本体の取扱説明書を見ると、「(通常の)食洗機用洗剤の代わりに庫内クリーナーを洗剤入れに投入する」としか書かれていません。
また、「お手入れモード」を使うよう書かれていて、「標準コース」とは書かれていません。

「標準コース」で運転したらよいのか、「お手入れモード」で運転したらよいのか、どちらを選んだらよいのか迷いましたが、食洗機本体の取扱説明書に従って、「お手入れモード」で使いました

粉洗剤を使う時と同じように、運転前に庫内クリーナーを投入します。

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを投入
多少固まっていますが、クエン酸は水に溶けやすいので大丈夫です。

あとは、「お手入れモード」を選んで運転するだけです。

Panasonic食洗機のお手入れモード

「お手入れモード」は途中で約30分の停止が2回あって、全部で約130分かかります。

停止している間に、高温の蒸気で汚れを浮かすそうです。

お手入れ前の庫内

では、実際に庫内クリーナーを使ったところをお見せします。

洗浄前の庫内の写真を掲載します。多少、閲覧注意(?)です。

ちなみに、前回庫内クリーナーを使ったのは8ヶ月前です……。だいぶサボってしまいました。
(前回は食洗機を購入して半年ほどのタイミングで初めて使いました。)

上下2段のカゴを取り外したところです。

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを使う前の食洗機庫内

普段はカゴが付いているのでよく見えていませんでしたが、こうして写真に撮ってみると全体にうっすらと白いカルキ汚れが付いていることがわかります。

特にわかりやすいのは上段のノズルでした。

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを使う前の食洗機庫内ノズル

排水口カバーを取り外したところにも、カルキ汚れが付いています。

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを使う前の食洗機庫内排水口カバー下

ジェルタブを使い始める前、液体タイプの洗剤を使っていた頃は、もっと早くカルキ汚れが付いていたように思います。

お手入れ後の庫内

では、運転後の庫内の写真です!

Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを使った後の食洗機庫内
Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを使った後の食洗機庫内ノズル
Panasonic食器洗い乾燥機庫内クリーナーを使った後の食洗機庫内排水口カバー下

どのパーツもすっかりきれいになっています!

白いカルキ汚れが完全に落ちています。やっぱり気持ちがよいですね。

なお、「お手入れモード」には乾燥の時間が設定されていないので、運転が終わったら蓋を開けて、残った水分を飛ばしておきましょう。

見えない汚れ対策に、定期的なお手入れがおすすめ

ジョイ ジェルタブを使っていると、(ありがたいことに)普段は庫内が全く汚れないのでついついお手入れが後回しになってしまいますが、食洗機の汚れが溜まるのは見える部分だけではありません。

見えない部分もきれいに保って、長期間トラブルなく使えるようにするために、定期的に庫内クリーナーを使ってお手入れをしておきましょう。

見えない部分のお手入れの基本はこの2つです。

油汚れ対策 →2倍量の(弱アルカリ性の)洗剤を使用して「お手入れモード」で運転

カルキ汚れ対策 →庫内クリーナーを使用して「お手入れモード」で運転

汚れの性質によって、異なる洗剤でお手入れするのがポイントです。

私のおすすめは、油汚れ対策にはジョイ ジェルタブを使うこと、カルキ汚れ対策には専用庫内クリーナーを使うことです!

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N-P300には2回分のクリーナーが入っています。1回分のN-P150という商品もありますが、N-P300の方がお得です。
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ちなみに、ジョイ ジェルタブを使っている方には、こちらの収納方法がおすすめですよ。

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