大人の偏平足・浮き指でも改善できる!(実体験)
私は数年前まで、酷い偏平足と浮き指でした。
ですが、足指の体操と「足ゆび元気くん」のおかげで、今ではすっかり改善しました!
定番の足指の体操は、やはりとても効果があります。
でもそれだけではなく、体操の補助として「足ゆび元気くん」を使うのが効果的でした!
そこで、私が試した体操と、「足ゆび元気くん」の選び方や使い方のポイントをご紹介します。
偏平足・浮き指とは
偏平足と浮き指は別の症状ですが、併発している人が多いのではないかと思います。
土踏まずがない扁平足
まずは、扁平足について説明します。
扁平足は、簡単に言うと「土踏まずがない」足のことです。
何らかの理由によって、足の裏のアーチが低く、土踏まずがない状態になっている足が扁平足です。(中略)
太字引用者。EPARKクリニック・病院 病気スコープ 偏平足 https://fdoc.jp/byouki-scope/disease/flat-foot/
人によっては、
・歩くと疲れやすい、長い距離を歩けない
・足がむくみやすい
・スポーツが苦手になる、ケガをしやすい
・足の裏が痛む(足底腱膜炎:そくていけんまくえん)
・膝関節、股関節に負担がかかる
といったことがおこりやすくなります。
扁平足の足は、足裏がのっぺりと平らになっていて、土踏まずの部分が凹んでいません。
見た目ですぐにわかると思います。
私の場合も、以前は土踏まずが全くない状態でした。
それに加えて、足裏がいつもむくんでいるのも特徴でした。
夜になると、足裏がだるくなったり痛くなったりしていました。
足の指が地面につかない浮き指
次に、浮き指について説明します。
浮き指は、立った時に足の指に体重がかからず、足指が浮いてしまっている足のことです。
浮き指とは、力を抜いて立ったときに足の指が地面についていない状態のことです。
太字引用者。EPARKクリニック・病院 病気スコープ 浮き指 https://fdoc.jp/byouki-scope/features/float-finger-improvement/
正常な足は、土踏まずを除いた足裏が全て地面についている状態です。
しかし浮き足の場合は足の指が反っていたり丸まっていたりするため、指の一部または全部が地面につきません。(中略)
放っておくと次のようなリスクが生じるため治した方が良いとされています。
1.膝や腰の痛み、肩こりなどが表れる
2.冷えやむくみの原因に
3.子どもの場合は怪我につながる可能性も
浮き指かどうかを確認するためには、意識することで足の指を開くことができるかどうか確認してみてください。
全く問題ない人には想像できないかもしれませんが、浮き指が酷い人は、自分の意志で足の指を開くことができないんです……。
どんなに「開け~」と頭で念じても足の指が動かない状態になっている人は、浮き指の可能性が高いです。
浮き指については、「ためしてガッテン」で特集されたこともあります。
⇒10万人調査で判明!腰痛・ひざ痛 劇的改善のカギは足形にあり!?(ためしてガッテンのサイトへ)
実は、私も自分が浮き指だと気付いたきっかけは、偶然「ためしてガッテン」を見ていたためでした。
番組の内容は、原因不明の腰痛・肩こり・頭痛で悩む人たちが、浮き指対策をしたら改善されたというものでした。
足の指が原因でそんな症状が起こるとは想像していなかったので驚きました。
紹介された浮き指の症状が見事に私の足に当てはまったので、慌てて対策を始めたところ、私の腰痛も肩凝りも頭痛も、目に見えて改善されたのです。
こんな症状がある人が扁平足・浮き指かも
偏平足と浮き指の対策をする前には、様々な体の不調に不調に悩まされていました。
でも、原因が足にあるとは思っていなかったので、自分が扁平足や浮き指だと気付いていない方は多いと思います。
私が悩んでいた体の不調を挙げてみます。
①慢性的な腰痛(年に一度くらい、ぎっくり腰になる)
②慢性的な頭痛持ちで、普段から鎮痛剤を飲んでいる
③慢性的な肩こり
④長時間歩いていると足裏が重くなったり痛くなったりする。
⑤寝る前になると足裏のだるさが酷く、寝付けなくなる。
(毎晩、念入りな足裏マッサージが必須)
⑥末端冷え性で、足指がいつも冷たい。
④から⑥は足の不調ですが、①から③が足と関係があるとは思っていませんでした。
でも、偏平足と浮き指を直したら①から③の症状も消えたので、実は偏平足と浮き指が原因になっていたのです。
同じような症状で悩んでいる方は、偏平足か浮き指かもしれません。
(ちなみに、このブログでは通勤用のリュックサックのレビューもしていますが、リュックサックを愛用しているのも、腰痛が酷すぎて体への負担を減らすためでした。)
また、体調とは関係ないのですが、以前は酷いO脚でした。
その頃は足を出すファッションはひたすら避けていましたが、偏平足と浮き指を直したら、O脚も改善されました!
扁平足・浮き指対策の体操
扁平足と浮き指の対策で最も効果があったのは、タオルギャザーと足指じゃんけんの2つの定番の体操です!
どちらの体操も、まずは2週間、毎日ちょこちょこと続けるのが重要です。
私の体験では、最初はタオルギャザーの方がやりやすかったです。
どちらの体操も、偏平足や浮き指の人は、最初は全くできない可能性が高いです。
私も、足の指を動かそうとしてもピクリとも動かない……そもそも足の指って自分で動かせるんだろうか……という感覚でしたが、続けていたら動くようになって感動しました。
それぞれの体操のやり方をわかりやすく解説しているサイトをご紹介します。
タオルギャザー
タオルギャザーとは、足指だけでタオルをたぐり寄せる体操です。
こちらのサイトがわかりやすかったのでご参照ください。(新しいタブで開きます。)
⇒ハンドタオルを引きずり寄せる“足裏エクササイズ”で若々しい動きを維持
注意点も細かく掲載されています。
最初は全くタオルが動かなかったり、数回たぐり寄せるだけで疲れて「もう無理」となるかもしれませんが(私がそうでした)、少しずつ回数を増やしてみてください。
ハンドタオルからフェイスタオルに、バスタオルにと、タオルを長くしていってもよいと思います。
足指じゃんけん
足ゆびじゃんけんとは、足指を「グー」「チョキ」「パー」の形に動かす体操です。
こちらの記事の後半にある説明がわかりやすかったです。(新しいタブで開きます。)
⇒【たった3分で美脚に!?】「足指じゃんけん」を女性におすすめしたい4つの理由とは?
足指じゃんけんができない人のために、最初は手でサポートする方法も書かれています。
最初は全然指が動かないと思いますが、それで大丈夫です。
手で「グー」「チョキ」「パー」の形をサポートして、足に形を覚え込ませるのが重要です。
重度の偏平足や浮き指の人は、足指を動かす感覚自体がありません。
でも、繰り返しているうちに、「足の指を動かす感覚ってこういうことなんだな」ということが掴めるようになります。
(手でサポートするのは自転車の補助輪のようなものですね。)
そうなれば、少しずつ手を使わなくても自分の意志で足の指が動くようになってきます。
2週間続けた時点で、まだ完全な「グー」「チョキ」「パー」が作れていなくても大丈夫です。
全く開かなかった足指の間が少しでも開くようになっていれば大丈夫です。
足ゆび元気くんを体操の補助に使おう
タオルギャザーと足指じゃんけんを2週間ほど続けていると、少しだけ足の指が開くようになってきます。
そうしたら、タオルギャザーや足指じゃんけんに加えて、足ゆび元気くんを使うのがおすすめです。
足ゆび元気くんのよいところは、ぼーっとしている時でも、寝ている時でも、勝手に足指を開き続けてくれるところです!
最初はキツいかもしれませんが、寝る前に足ゆび元気くんを付けて、そのまま寝るのがおすすめです。
足ゆび元気くんは、固定力がそこまで高くないので、寝ている間にいつの間にか足から外れてくれます。
無理やり足指を開きっぱなしにしてしまうということにはならないので、ほどよく足指を開いてくれますよ。
ちなみに、足ゆび元気くんを使おうとしても、痛くて全く使えないという人もいると思います。
(私自身がそうでした……)
その場合、偏平足か浮き指の症状が酷いからということが考えられます。
タオルギャザーと足指じゃんけんをしばらく続ければ足ゆび元気くんを使えるようになりますので、まずはコツコツと体操から始めてみてください。
足ゆび元気くんはソフト?ハード?
足ゆび元気くんには、ソフトタイプとハードタイプの2種類があります。
どちらを選んだらよいか悩んでいる人もいると思います。
私はこれまで、両方のタイプを使ってみました。
使い込んでシワシワになった足ゆび元気くんの写真ですが……。
(3年ほど、毎晩寝る時に必ず使っているのでシワシワですが、まだ全く問題なく使えます。)
左側手前(青)がソフト・Sサイズ、左側奥(黒)がハード・Sサイズ、右側(赤)がソフト・Mサイズです。
Mは夫用です。
両方使ってみた私がおすすめするのは、断然、ソフトタイプです!
理由は2点あります。
①ソフトタイプでも十分に効果が出る
私はかなり重度の偏平足と浮き指でしたが、ソフトタイプで十分な効果がありました。
足ゆび元気くんは、足の指を開くために使う筋肉を鍛えるための器具です。
ソフトタイプでもしっかり足の指は開きます。
②ハードタイプは皮膚への刺激が強い
足ゆび元気くんには成形の際にできる継ぎ目のようなものがあります。私は「バリ」と呼んでいます。
この「バリ」が、ハードタイプだとちょっと痛いのです。
少し付けているだけで、皮膚の表面が削れて本体に付くくらい固いです。
そのため、指を開くというよりは、足指の「皮膚」を鍛えている感覚になります……。
皮膚も一緒に鍛えたい方ならよいと思いますが、足の指を開くだけならソフトタイプで十分かなと思います。
足ゆび元気くんのサイズの選び方
足ゆび元気くんには、S、M、Lの3つのサイズがあります。
おすすめのサイズはこのように表示されています。
足のサイズが
・20.5cm~24cm → Sサイズ
・23.5cm~26.5cm → Mサイズ
・26cm~29.5cm → Lサイズ
詳しくは、メーカーのサイトにあるサイズ表も参考にしてください。
SとM、MとLでどちらを選んだらよいか微妙な足のサイズの場合、念のため小さめを選んでおいた方がよいのではないかと思います。
足ゆび元気くんは、強制的に足の指の間を開かせる器具です。
大きめを選んだ場合、無理やりに指を開かせ続けることになるので、負担が大きすぎるのではないかと思います。
SとMの違いは、こんな感じです。
手前がSサイズ、奥がMサイズを並べています。
専用ストラップは必要?
歩行時に装着するために、踵にひっかける「専用ストラップ」も販売されています。
ですが、私は使用したことがありません。
足ゆび元気くんを付けたまま歩くのは難しいのではないかと思っています。
というのは、足ゆび元気くんを付けて歩くと(試したことは多々あります)、足の付け根が床から浮く形になるので、踵と足ゆび元気くんで体重を支えることになります。
足ゆび元気くんに体重をかけて踏み込むのですが、体重をかけるには素材が柔らかすぎるので、歩きにくいのです。
ストラップは後からでも購入できますので、とりあえず最初は必要ないかなと思います。
体操と足ゆび元気くんで土踏まずを作ろう!
私は今ではすっかり偏平足も浮き指も解消しました。
腰痛が酷かった時はコルセットが手放せませんでしたが、今ではコルセットが必要になることはなくなり、肩こりと頭痛も軽減しました。
長時間歩いても大丈夫になりましたし、夜になっても足裏も痛くなりません。
O脚が解消して背も5ミリほど(笑)伸び、堂々とスカートも履けるようになりました。
そんな私も、タオルギャザーと足指じゃんけんの体操を続けるのが面倒になってしまい、サボってしまったこともあります。
そんな時でも、足ゆび元気くんは寝る前にただ付けておくだけなので、ずっと続けることができました。
それだけでも、日に日にはっきりと土踏まずができていったので、ともかく足指を開いていれば扁平足と浮き指は改善するのだと実感しています。
足ゆび元気くんだけで偏平足や浮き指を治すのは難しいと思いますが(何より、偏平足と浮き指の人は足ゆび元気くんを使えるくらい指が開くようになるまでが大変なので……)、体操と一緒に使うことで体操の効果が倍増します。
それまでの体の不調の辛さから考えると、かなりコスパの高いお手軽なグッズなので、同じ悩みを抱えている方はぜひ試してみてください!
私はもう一生手放せないのではないかというくらい、気に入っています。