メリノウールタイツが欲しい!(レギンスではなく!)
私は数年間からメリノウールのインナーを愛用しています。
半袖や長袖のシャツや、部屋着用のレギンス、靴下は、毎日メリノウールのものを使っています。
最近ではモンベルのソフトブラとショーツも揃えてしまいました。
軽くて暖かくて、メリノウールインナーは最高です!
(ちなみに、メリノウールをインナーにするメリットについてはこちらの記事で解説していますので、よろしければご覧ください。)
そんなメリノウールインナーの中でも、足首までの長さのタイツはそこそこ販売されているのですが、つま先まで覆うタイツとなると、意外に多くありません。
アウトドアブランドのメリノウールタイツは、全て足首までの長さです。
また、私が部屋着用に愛用しているグンゼのウールタイツも、やはり足首までです。
私は外出時にはワンピースを着ることが多いので、つま先まで覆ってくれるメリノウールのタイツが欲しいと思って、たくさん探してきました。
その中で見つけたものや、購入したものをご紹介します!
選定基準:メリノウールの含有量
今回ご紹介するタイツは、メリノウールの含有量が50%以上のものだけを選んでいます。
私の実感では、メリノウールの割合が多ければ多いほど、ふわっと軽くて暖かいというメリノウールのメリットを強く感じられます。
ウールが10%にも満たない「ウール混」のようなタイツだと、あまりメリノウールのメリットを感じられません。
それに、なぜかよくわかりませんが、「ウール混」のような少しだけウールを混ぜたタイツの方がチクチク感があって、メリノウールの含有量が高いタイツの方が肌触りが滑らかなように感じています。
(個人差もあると思いますが、一般的なイメージとは逆ではないでしょうか。)
含有量の高さで言うと、実は以前、メリノウール100%(!)というタイツが1つだけ見つかったのですが、こちらは既に廃盤になってしまいました。
RESTFOLKというブランドの、ウールのリブタイツです。
濃い焦げ茶の色も素敵で、ツートンカラーも可愛くてとても気に入っています。再販してほしいくらいです。
(こちらのブランドでは、現在シルク100%のタイツを販売しています。シルクも良い素材だと思うのですが、私はメリノウールタイツが欲しいのです……。)
この記事では、現在(2021年9月)でも購入できるメリノウールタイツを、メリノウールの含有量が多いものからご紹介していきます。
メリノウール80%以上のタイツ
まずは、現在販売されているものの中では最もメリノウールの含有量が多い、メリノウールが80%以上のタイツです。
シルクふぁみりぃ・季節限定ウールタイツ
こちらは日本製でメリノウール85%のタイツです。
シルクふぁみりぃさんは、国内の工場で生産された天然素材の製品を取り扱っています。
商品ページには「スーパーエクストラファインメリノウール」を使用、と書かれていますので、かなり細くて柔らかい糸を使っていると思われます。
色は黒とチャコール杢の2色から選べます。
メリノウール高配合なのにとってもお手頃価格なので、初めてメリノウールのタイツを試してみたいという方にもおすすめです!
841(ヤヨイ)・ウールリブタイツ
こちらは、日本製でメリノウール80%のタイツです。
メリノウールとファインメリノウールをブレンドしたウールを使っているそうです。
使いやすい黒とチャコールの2色で、1×1リブのリブ編みのタイツです。
リブ編みですが、リブが細いのでカジュアルになりすぎないデザインなのが素敵です。
また、ウエストのゴムを入れ替えられるので、長く使えそうです!(なかなかこういうタイツはありません。)
そして、ウール含有量が多いのに価格もとってもお手頃なので、試しやすいですね。
<2022/12/14 追記>
ずっと気になっていたこちらのタイツ、黒を購入しました!
はっきりした黒色です。
細めのリブが入っているので、重い感じには見えません。
こちらのタイツは以前よりも股下を長くしたそうなのですが、実際に私がこれまでに購入してきたタイツの中で、最も股下が長いです。
背の高い方、足の長い方におすすめです!
(私は背が低いので少し余りますが、フィットするタイツなのであまり気になりませんよ。)
リブのフィット感が心地よくて、ウール好きにはおすすめのタイツです。
otona・ニットタイツ
こちらも、日本製でメリノウール80%のタイツです。
メリノウール含有量の高いタイツには珍しく、全体に編地の模様が入っています。
(それも、ケーブル柄のようなタイツらしい模様ではなく、個性のある模様です。)
また、生地には「エクストラファイン防縮ウール」を使用していると説明されています。
防縮ウールとは、縮みや毛玉を防ぐ特殊加工がされているウールということなので、長く使えそうです。
また、色も「カーキパープル」や「レッドブラウン」など、他にはない個性的な色があるのが素敵です。
色の名前の通り、編地の模様によって2色の色が混ざったような生地になっていて、ファッションのポイントとして使えそうなおしゃれなメリノウールタイツです!
メリノウール70%以上のタイツ
続いて、メリノウールが70%以上のタイツをご紹介します。
en Lille(リーレ)・ともすひ タイツ
こちらは、日本製でメリノウール77%のタイツです。
上の写真はブラックのみですが、楽天市場とYahoo!ショッピングでは、ターコイズブルー、マリーゴールドなどのきれいな色も販売されています!
メリノウールのタイツでは珍しい多色展開で、どれも使いやすそうな色です。
また、ウエストの締め付け感が少ない編み方をしているそうなので、締め付けが苦手な方にもおすすめです。
babaco・ファインウールリブタイツ
こちらは、日本製の、メリノウール71%のリブタイツです。
「オーストラリアンメリノ防縮ウール」が使用されているとのことで、毛玉もできにくそうです。
デニール数は約265d相当とのことで、やはりウールタイツなので厚みはあります。
個性的な色合いがとてもおしゃれです。
また、こちらのbabacoのウールタイツには、足先が足袋のような形になった別バージョンがあります。
こちらはリブ編みではなく、プレーンな編地になっています。こちらもメリノウールの含有率は71%です。
形も色もとても珍しいメリノウールタイツです。
メリノウール60%以上のタイツ
続いて、メリノウールが60%以上のタイツです。
靴下屋(Tabio)・200デニール ソフトウールタイツ
こちらは、靴下屋のメリノウール69%のタイツです。日本製です。
靴下屋はタイツのラインナップが豊富ですが、メリノウールが多く含まれているタイツとなると、こちらのタイツです。
(ちなみに、商品説明欄に「ウール100%の糸を使用した」と書かれているのでメリノウール100%かと思ってしまいますが、「毛 69%、ナイロン 29%、ポリウレタン 2%」の素材です。)
200デニールということで、生地を引っ張っている写真を見ても、ウールタイツの中では薄手に感じられます。
メリノウールのタイツはどうしても厚みが出てしまうものが多いので、こちらのタイツなら比較的すっきりとしたシルエットで着用できそうです。
(200デニールなら、ナイロンのナイツでもよくある厚さですよね。)
また、メリノウールのタイツとしては、価格もお手頃です!
French Bull(フレンチブル)・レイクタイツ
こちらは防縮ウール68%の日本製のタイツです。
(ちなみに、タイツや靴下の場合、メリノウールではなく「ウール」と書かれていても、ほぼメリノウールが使われています。)
爪先とかかとの部分がバイカラーになっていて、その部分だけ別の生地(綿糸)で編んであるタイツです。
バイカラーがデザイン的にも可愛らしく、「一番消耗しやすい箇所の補強」にもなっているということで、見た目と実用性を兼ね備えたタイツです。
写真からも、とても滑らかな生地であることが伝わってきます。
メリノウール50%以上のタイツ
最後に、メリノウール50%以上のタイツです。
FALKE(ファルケ)・ソフトメリノタイツ、ソフトメリノリブタイツ
コットンのタイツで有名なFALKE(ファルケ)から、メリノウールのタイツが2種類販売されています。
どちらもメリノウール57%で、プレーン地のタイツとリブのタイツがあります。
私が持っているのは、リブタイツのPEBBL色です。
ウールが少なめなためか、他のタイツと比べると薄手で、細身でもあります。
他のもっとメリノウールの量の多いタイツに比べると、足を通した時に若干冷たさを感じてしまうのですが(ウールが多いタイツは履いた瞬間からふわっと暖かいのです)、やはりコットンのタイツとは全く違います。
ちなみに、ファルケのコットンタイツ(ファミリータイツ)も持っているのですが、比べてしまうとコットンタイツは重さを感じます。
また、メリノウールリブタイツの方がずっと暖かいです。
コットンタイツも、ナイロンタイツを履いている時のような痒みなどは感じないので肌に優しいと感じますが、軽さと暖かさは、断然ソフトメリノタイツの方が上です。
ソフトメリノリブタイツは、これまでに紹介してきた他のタイツと比べると、メリノウールの量は若干少なめなのですが、PEBBLの色がとても気に入っています。
取り扱い店が複数ありますので、こちらのリンクからご覧ください。
⇒楽天市場で見る
⇒Yahoo!ショッピングで見る
また、プレーン地のソフトメリノタイツのみですが、Amazonでも取り扱いがあります。
⇒Amazonで見る
メリノウールタイツの洗濯方法
メリノウールのタイツを長持ちさせるためには、洗濯の仕方が重要です!
その方法とは、「ためしてガッテン」で紹介されていた方法で、「タイツを裏返して洗濯すること」です。
ちょっと面倒……と思うかもしれませんが、脱ぐ時に敢えて裏返しになるように脱いでしまえば、そのまま洗濯するだけです。
(ちょっとお行儀が悪いかもしれませんが……)
私の場合、メリノウールのタイツも、裏返してネットに入れたら、そのまま他の洗濯物と一緒に洗濯しています。
洗剤も同じです。
(製品によっては、手洗いをするように書かれているものもありますので、洗濯機を使うのは自己責任でお願いします!)
「裏返しにして洗濯する」のさえ守っていれば、意外にお手入れは簡単だと感じています。
裏返しにすることで、明らかに毛玉ができにくくなりますし、生地全体が毛羽立ちにくくなります!
かなりはっきりと違いが体感できますので、必ず裏返してから洗濯するのをおすすめします!
メリノウールのタイツ、手放せなくなります!
メリノウールのタイツにも、いくつか欠点はあります。
まず、どうしても生地に厚みが出やすいので、ファッションを選んでしまうこと。
(例えば、60デニールくらいの薄手のメリノウールタイツというのはありません。)
そして、厚みがあるので、たたんだ時にかさばりやすいことです。
ですが、それを上回るメリットがたくさんあります!
化繊のタイツを履いていた頃、肌の乾燥と痒みに悩んでいたのですが、メリノウールのタイツに変えてからぱたっと治まりました。
また、ヒートテックのような発熱素材のタイツの場合、ちょっと小走りしたり、屋内に入ったりすると汗をかいてしまって、むしろ冷えてしまうようなことが多かったのですが、メリノウールだとそれがなくなって、暑くても寒くても快適に過ごせるようになりました。
そして私の場合、真冬は重くて厚い裏起毛タイツをよく履いていたのですが、メリノウールタイツはそれよりずっと薄くて軽いのに、むしろ暖かいのです。
そんなわけで、私の場合、もうナイロンや綿のタイツには戻れなくなってしまいました。
メリノウールのタイツというとアウトドアで使うイメージが強いと思いますが、この快適さを、ぜひ日常生活でも味わってみてください!