カンケンバッグの中でもおすすめはラップトップモデル
カンケンバッグがおすすめな理由
私がカンケンバッグをおすすめする理由は、何と言っても軽さです!
一般的なリュックサックと比べるとかなり軽くて、使っていても体が疲れにくいです。
それでいて、スポーティすぎないおしゃれなデザインなので、「おしゃれもできるのに体に優しい」という素敵なリュックなのです。
また、真四角の形状なのも使いやすいです。
ポーチやお弁当箱や水筒や本をどう組み合わせたら効率よく入るのか……と、パズルを組み立てるように考えるのが好きな人には、特におすすめです。
ラップトップモデルがおすすめな理由
カンケンバッグのリュックの中で、最もおすすめなのはラップトップモデルです。
その理由についてはこちらの記事でも詳しくまとめていますが、ざっくり言うと、主にこの2点です。
ラップトップモデルには、通常のモデル(16L)には付いていない、厚みのあるショルダーパッドが付いています。
このショルダーパッドがとても重要です!!
私はカンケンラップトップの、13、15、17の3サイズを使い分けています。
3サイズ全てを使ってきましたので、サイズの比較や、それぞれの使い勝手をレビューしていきます。
カンケンラップトップ13・15・17のサイズ比較
まず、この3サイズの仕様をまとめます。
どのサイズにも素材違いのバリエーションがあります。
なお、ラップトップの「13」「15」「17」というのは、収納できるノートパソコンのインチ数を指しています。
容量(L)とは一致していませんのでご注意を。
素材 | サイズ | 容量 | 重量 | |
ラップトップ13 | ビニロン | 高さ35cm×幅23cm×奥行き16cm | 13L | 345g |
Art | G-1000®素材 | 高さ35cm×幅23cm×奥行き16cm | 13L | 450g |
ラップトップ15 | ビニロン | 高さ40cm×幅28cm×奥行き16cm | 18L | 460g |
No.2 | G-1000®素材 | 高さ40cm×幅28cm×奥行き16cm | 18L | 765g |
Art | G-1000®素材 | 高さ40cm×幅28cm×奥行き16cm | 18L | 500g |
Re-Wool | リサイクルウール | 高さ40cm×幅28cm×奥行き16cm | 18L | 785g |
ラップトップ17 | ビニロン | 高さ42cm×幅30cm×奥行き18cm | 20L | 500g |
Art | G-1000®素材 | 高さ42cm×幅30cm×奥行き18cm | 20L | 550g |
この比較からわかるように、素材の違いによって重量がだいぶ変わってきます。
とはいえ、どのモデルを選んでも、同じくらいの容量の他のリュックに比べたらずっと軽いです!
ノートパソコンで比較
我が家の13インチのノートパソコン(Dell XPS13)を入れてみます。
・ラップトップ13の場合
13インチのノートパソコンを入れても、十分に余裕があります。
・ラップトップ15の場合
すっぽり収まります。大きめのケースに入れていても大丈夫そうです。
・ラップトップ17の場合
念のためラップトップ17にも入れてみました。ノートパソコンが小さく見えます。
A4サイズのクリアホルダー
全てのサイズにA4サイズのクリアホルダーを入れて比較してみます。
A4ジャストサイズの書類ではなく、A4より一回り大きなクリアホルダーを入れられるかどうかは重要なポイントです。
おまけで、さらに一回り大きなレターパックの封筒も一緒に入れてみました。
・ラップトップ13の場合
クリアホルダーだけでしたら、ぴったり収まります。ぎりぎりです。
レターパックの封筒ははみ出してしまって、ファスナーが閉まりません。
・ラップトップ15の場合
クリアホルダーはすっぽり入ります。
レターパックの封筒もぎりぎり収まって、ファスナーも閉まります。
・ラップトップ17の場合
クリアホルダーもレターパックの封筒も、どちらもすっぽり収まります。
ペットボトル(サイドポケット)で比較
サイズによってサイドポケットの大きさも変わってきます。
500mlのペットボトルを入れた時のサイズを比較してみます。
・ラップトップ13の場合
ラップトップ13のサイドポケットには、500mlのペットボトルが入りません。
このポケットにペットボトルや水筒が入ると便利なのですで、ちょっと残念です。
ラップトップ13のサイドポケットにペットボトルなどを入れたい場合、こんなアイテムもあります。
・ラップトップ15の場合
ラップトップ15のサイドポケットならペットボトルも入ります。ただ、それほど余裕はありません。
大きめの傘なども入ります。
・ラップトップ17の場合
ラップトップ17のサイドポケットなら、ペットボトルがすっぽりと入ります。
フロントポケットの比較
フロントポケットに文庫本を入れてみます。
・ラップトップ13の場合
文庫本はギリギリで入りません。縦に入れるとポケットから大きくはみ出してしまいます。
・ラップトップ15の場合
文庫本を横にするとぴったり入ります。
あまりにもぴったりなので、出し入れする時に少し引っかかります。
・ラップトップ17の場合
文庫本は横にしてももちろん入りますが、縦にしても入ります。(写真では縦に入れています。)
だいぶ余裕があります。
それぞれのサイズのおすすめの使い方
では、私が3サイズを使ってきて、それぞれのサイズがどんな用途におすすめなのか、感想をまとめてみます。
ラップトップ13
サイズ的にはかなりコンパクトなので、通勤というよりも、普段のお出かけやお散歩に向いています。
男性が背負うとかなり小さく見えてしまうので、女性におすすめのサイズです。
通勤や通学に使う場合、サイドポケットに水筒が入らないので、お弁当箱と水筒の両方をメインコンパートメントに入れることになるのですが、そうすると他のものを入れるのが少し大変です。
私は他の荷物をバッグインバッグに入れてお弁当箱の上に乗せていますが、幅も限られているので、あまり余裕がありません。
そのため、ラップトップ13は荷物の少ない普段のお出かけやお散歩に使うことが多いです。
ラップトップ13は、とにかく驚くくらいに軽いので、お財布とケータイとその他少々を入れるくらいだと、何も背負っていないくらいに軽く感じます。
使い始めた頃は、あまりに軽いので「あれ?荷物入れ忘れてる?」と何度も中身を確認していたくらいです。
これだけ軽々と荷物を持ち運べるリュックはあまりないので、体への負担を減らしたい方には本当におすすめです。
私も、最もよく使っているのはたぶんこのサイズだと思います。
ラップトップ15
小さすぎず大きすぎず、最も使いやすいサイズです。
4種類の素材の展開があることからも、ラップトップモデルの中でも一番の売れ筋なのではないかと思います。
A4のクリアホルダーもすっぽり入りますし、サイドポケットにはペットボトルも入るので、普段の通学や通勤に使いやすいサイズです。
また、ラップトップ15は、特に1~2泊の旅行におすすめです。
その理由は、リュックを寝かせてフタを全開にすると、まるでスーツケースのように扱えるからです。
旅行先で大きなバッグの中から目当ての物を取り出そうとすると、中身をひっくり返さなければならないこともよくあります。
カンケンバッグなら、横に倒してファスナーを全開にすれば、簡単に荷物の出し入れができます。
上の写真は試しに詰めてみたもので実際の旅行の写真ではありませんが、こんな感じで隙間なく詰めることができるので使いやすいです。
そして、隙間なく詰め込みやすい形状だからか、同じくらいの容量の他のリュックサックと比べてもたくさん入るように感じます。
私が使っている「Kanken No.2 Laptop 15」は、デザインが大人向けなところも気に入っています。
革仕様の持ち手とタグがおしゃれです。
アウトドアブランドのリュックサックなのにスポーティな印象がなく、どんなファッションにも合わせやすいデザインです。
ラップトップ17
このサイズは普段の通勤には大きすぎるので、荷物の多い旅行やアウトドア向きです。
17インチのノートパソコンを持ち運ぶ人はあまりいませんよね。
通勤や通学用の想定ではないと思います。
私は長期の帰省の時と、たまに行くデイキャンプの時に、ラップトップ17を使っています。
アウトドア用途で使う場合も、開口部の大きなカンケンバッグは、使いたいものを急いで取り出したり、ラフに投げ込んでおいたりといった使い方がしやすいです。
本体が軽いので、たくさんの荷物を入れても持ち運びやすいのがよいところです。
このサイズになるとフロントポケットもかなり大きいので、よく出し入れするものはフロントポケットにも十分に入ります。
サイズ比較のまとめ
ここまでの比較からサイズ感についてざっくりとまとめると、こんなふうに言えます。
・Laptop13……リュックとしては小さめサイズ。男性だと小さすぎるかも。
・Laptop15……何でも入るわりに大きすぎない。旅行にも使える。
・Laptop17……かなり大きい。普段使うのはためらう。大荷物の旅行には大活躍。
誰でも万能に使いやすいのはラップトップ15です。
ラップトップ15を基準に、小さめがよいか大きめがよいかで選んでみてください。
使いやすくするカスタマイズ
私はファスナーにジッパープルを付けています。
元々のファスナーだとさっと開けるのが難しいので、ジッパープルを付けるのがおすすめです。
私が使っているのは、グレゴリー(Gregory)の「ジッパープルS」です。
スエードのジッパープルで、手触りもよいですし、引っ張っても伸びにくくて耐久性があります。
色も、ブラックとブラウンの2色があります。
3本セットで販売されているので、私はメインコンパートメントのジッパーと前面ポケットのジッパーに付けています。
ノートパソコン専用コンパートメントにも付ける場合は2セット必要です。
ビニロンとG-1000®の比較
ここからは、素材についても比較していきます。
私の手持ちのカンケンバッグのうち、ラップトップ13と17はビニロン素材、15はG-1000®素材です。
この2つの素材は、見た目も手触りも全く異なります。
ビニロンについて、公式サイトでは以下のように説明されています。
ビニロンFは日本のクラレが開発した耐久性・摩耗性の高い素材。現在では漁網などに使われています。またポリビニールアルコールという化学合成物でありながら燃焼させた時コットンより有害物質を放出しません。
http://fjallraven.jp/fjallraven3/guide/material-guides/vinylon-f
耐水性能に優れたビニロンF
他社の通常のバックパックに用いられる生地素材にはポリウレタンやシリコーンなどをコーティングして耐水性を高めていますが、カンケンバックにはそのような処置がなされていません。ビニロンF繊維には、湿度が高くなると膨張して水分を弾く天然素材のような特徴があるからです。
また、G-1000®については以下のように説明されています。
テントからウェアまで汎用性が高い生地素材、それがフェールラーベンの誇るG-1000。ウェアは一年中世界のどの気候にも対応でき、冒険・世界旅行にはなくてはならない生地素材です。素材は「ポリエステル65%+高品質コットン35%」を高密度に織り上げたもの。その生地にグリーンランドワックスを目的に合わせて含浸させることでよりアグレッシブな素材に生まれ変わります。
この組み合わせで、世界最高クラスのアウトドア生地素材となります。
http://fjallraven.jp/fjallraven3/guide/material-guides/g1000
どちらの素材も耐久性が高く、耐水性もあります。
そのため、私としては以下のような基準で選んでいます。
お手入れについて補足すると……
ビニロンは丸洗いすることも可能で、部分的に水を付けて洗うのも簡単です。
部分洗いの方法については、公式のこちらの動画をご覧ください。
⇒https://www.youtube.com/watch?v=dhZUsFXm18c
G-1000®は、洗濯はできません。
その代わりに、ワックスを塗布して水や汚れを防ぐという使い方をします。
ワックスの使い方のイメージはこちらの動画をご覧ください。
⇒https://www.youtube.com/watch?v=m3AqPVO-nys
他のアイテムと違い、リュックサックの場合には、そう頻繁にお手入れをすることはないのですが、お手入れ方法が気になっている方は、素材による違いを確認しておきましょう。
ちなみに、素材の選び方で個人的に最も重要だと思うポイントは、軽さを選ぶのか、見た目を選ぶのかです。
G-1000®でも、No.2モデルではなくArtモデルなら重量もほとんど変わらないので、気に入った柄があれば、Artモデルを選ぶという選択もあります。
サイズ×素材の組み合わせから選ぼう!
ラップトップモデルは、サイズと素材の組み合わせがいくつかあるので、その中から自分の用途と好みにあったモデルを選んでください。
通販サイトで購入するとポイント還元があるので、私は全て楽天市場とPayPayモール(ZOZOTOWN)で購入しました。
Amazonの場合、PrimeTry Before YouBuy(旧・Prime Wardrobe)対象になっているものがあります。
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