リュックとトートの2wayエコバッグ、Notabagとは
Notabag(ノットアバッグ)は、リュックとしてもトートバッグとしても使える2wayタイプのエコバッグです。
私は数年前からNotabagを愛用していて、便利さを痛感しています!
リュックタイプのエコバッグ自体が少ないですが、その中でもかなり使いやすいエコバッグなので、おすすめポイントをレビューします。
Notabagは元々、Kickstarterというクラウドファンディング発のエコバッグとして登場しました。
→Notabag公式サイトの紹介ページ
数年前までNotabagの販売店は非常に少なかったのですが(実物を見に行くのに苦労しました……)、今では実店舗でも通販でも販売店が増え、商品ラインナップも着々と増えています。
(実店舗の販売店一覧を知りたい方はこちらからご覧ください。)
2wayタイプの使いやすさに加えて、グッドデザイン賞も受賞したデザイン性の高さが大きな特徴です。
<2023/3/1 追記>
2022年に新たに超軽量な「Notabag Recycled」が登場しました!
なんと、重量71gと超軽量です。
Notabag Recycledの詳細をご覧になりたい方はこちらをご覧ください。
リュック型エコバッグのすすめ
エコバッグといえばトートバッグ型が主流ですが、リュック型もおすすめです。
リュック型のエコバッグには大きなメリットがあります!
リュック型エコバッグは、何よりも体への負担が軽くなります。
スーパーでちょっと重いものを買って帰る時に、トートバッグ型ではなくリュック型のエコバッグを使うと、重さの感じ方が全く違うのです。
私の場合、通勤時にはコンパクトなシュパットを鞄に入れていますが、休日にスーパーで重いものを買う時には、リュックタイプのNotabagをメインに使っています。
たくさん買い物をすると荷物が重くてつらい……という方に、ぜひリュック型のエコバッグを使ってみてほしいです。
では、Notabagの気に入っているところを5つ、レビューしていきます。
①リュックとしてもトートバッグとしても使いやすい
リュック型エコバッグの中でも特にNotabagがおすすめな理由は、トートバッグとしても使いやすいという点です。
Notabagは、トートバッグとして持った時でも「リュックを無理やりトートのように持っている」ようには見えないんです!
普通のトートバッグのように見えます。
それでいて、リュックとしての使い勝手もよいという、本当に絶妙なデザインなのです。
その理由は、こちらの構造にあります。
トートバッグとして使う時には持ち手を上に引っ張り、リュックとして使う時には持ち手を下に引っ張ります。
このシンプルな構造のおかげで、リュックとして使う時には自然に袋の口も閉じることになるので、フタが付いていなくても、中に入れた物が落ちにくくなっています。
2wayタイプのエコバッグだと、どちらかの使い勝手やデザインが犠牲になりがちなのですが、Notabagならリュックとしてもトートバッグとしても実用的に使えます。
トートバッグとして使う時に少し違和感があるポイントがあるとしたら、裏面から見た時に、両端に持ち手が見えているという点でしょうか。
私の買ったモデルのようにバイカラーのモデルだと持ち手が目立ちますね。
でも、エコバッグを使う時に、柄やロゴの付いたタイプだと表裏を決めて使うことが多いと思いますので、Notabagも持ち手が付いた面は裏面と決めておけば問題ありません。
裏面を人に見せることはあまりないので、使っていてもまず気にならないと思います。
リュックタイプのエコバッグを使ってみたいけれど、もしかしたら自分には合わないかも……と思っている方でも、合わなかったらトートバッグとして使うことができるので、試しやすいです。
また、「たまにリュックで使えたら嬉しいけれど普段はトートバッグがよい」という方には、特におすすめです。
限られた機会のために折りたたみ式のリュックを買っておくのはもったいないので、トートバッグとしても普通に使えるNotabagは最適です。
リュックとして使う時には持ち手を下に引っ張るだけなので、使い方を覚えておく必要もありません。
②肩紐が太めで安定感あり
私がNotabagを使っていて特に気に入っているところは、肩紐が太くて背負った時に安定感があるところです。
手持ちのシュパットのLサイズの持ち手と比べてみます。
折りたたみ式のリュック型のエコバッグの場合、肩紐がペラペラなテープになっていることが多くて、肩に食い込むのが気になることがあります。
でもNotabagなら、幅広な持ち手のおかげで肩に食い込みにくくなっています。
注意点としては、背負う時に、しっかり持ち手を広げておいた方がよいです。
持ち手をしっかり広げておかないと、肩に食い込んでしまう場合があります。
③たたみやすい形状
私はマーナのエコバッグ、シュパットを愛用しています。
Notabagは、シュパットのように「一瞬でたためる」エコバッグではありません。
それでも、多くのエコバッグに比べるとかなりたたみやすい形状になっています。
その理由は3つ。
裏返す必要なし
たたむ時にはポケットを外に出すだけで、全体を裏返したりする必要はありません。
このポケットがそのまま収納袋になるので、袋をなくす心配もありません!
(これが特に嬉しいです。)
折りたたむ位置の目安が付けやすい
まずは持ち手の飛び出ている分を折りたたんだら、ポケットの幅に合わせて左右をたたんで、下から折りたたんでくるだけです。
下からたたんでくる時も、半分にたたんで、もう一度半分にたたむだけです。わかりやすい。
あとはポケットの中に入れ込むだけです。ここだけちょっと力が要ります。
複雑なたたみ方ではないのが便利です。
ペラペラの生地ではないのでたたみやすい
上の写真を見ていただくとわかると思いますが、たたんでいる最中に形が崩れたり戻ってしてしまうことがありません。
形を保ちながらきれいにたためます。
私は普段はシュパットを愛用している分、たたみにくいエコバッグはそれだけで使いたくなくなるのですが、Notabagは許容範囲内という感じです。
収納袋が別になっていないのと、たたむ位置がわかりやすいのがポイントだと思います。
④洗濯OK、体にフィットする素材
Notabagの素材は、タグを見ると「63% コットン/37% ナイロン」と書かれています。
コットンが多いので、エコバッグらしいシャカシャカする生地ではなく、「布!」という感じです。
洗濯表示としては「HAND WASH」と書かれていますが、私はいつも洗濯ネットに入れて洗濯機で洗っています。
もう何十回と洗濯を繰り返していますが、何も問題ありません。
(シワは多少つきやすいです。上の方の写真を参考にしてください。)
エコバッグは食品を入れるので汚れやすいため、洗濯が必要です。
その上、リュックタイプの場合、体に接する面が多いので真夏に使うと汗が染み込むこともあり、どうしても洗濯したい……。
Notabagならガシガシ洗えるので安心です。
また、コットンライクなNotabagの生地は、背負った時に背中で滑りにくいので体にしっかりフィットします。
重いものを入れて背負う時には、実はけっこう重要なポイントです。
⑤自転車での買い物用のエコバッグに最適
リュックタイプのエコバッグは、自転車との相性が抜群です。
カゴの付いていない自転車(ロードバイクやクロスバイク)に乗っている方にもNotabagはもちろんおすすめですが、カゴ付きの自転車の方にもおすすめです。
というのも、私が不器用だからかもしれませんが、自転車のカゴにエコバッグを入れると、バランスが崩れてしまうことがありませんか?
自転車を止めた時にカゴが思わぬ方向に傾いたり、その拍子にバッグの中身がこぼれたり……。
ちょっとしたことがストレスになるので、私はカゴ付きの自転車で買い物に行く時でもNotabagを背負って帰るようにしています。
同じような体験をしている方には特におすすめです。
唯一の欠点は、サイズ
大のお気に入りのNotabagですが、唯一欠点があるとすれば、サイズが小さめなところです。
公式サイトには容量が書かれていませんが、「10L」と表示して販売しているサイトがありました。
他のエコバッグと比べてみても、たしかにそれくらいだと思います。
Notabagにはマチがありませんし、袋の口もあまり広くないので、サイズの大きなものは入れにくいです。
そのため、私はたくさん買い物をする時にはNotabagとは別にシュパットも持っていって、「重いものはNotabagに、軽いものはシュパットに」と分けて使っています。
元々レジ袋を使っていた時も、スーパーでまとめて買い物をする時には複数の袋に分けていたので、違和感はありません。
ちょっと容量が少なめだとは思っていてもNotabagを使い続けているのは、重いものを入れた時の体への負担が全然違うからです!
最近は特に、スーパーに買い物に行く頻度を減らすためにまとめ買いをする方も増えていると思いますので、重いものはリュック型エコバッグで運ぶのがおすすめですよ。
通販なら並行輸入品がお安く買えます
以上、私なりに感じたNotabagのメリットとデメリットをレビューしてきました。
Notabagはエコバッグの中では、定価が4,070円とちょっとお高めです。
でも、私は十分に元を取っているというくらい活用しています。
並行輸入品でも気にならない方でしたらもう少しお安く手に入ります。
個人的には、レビューがしっかりしているお店などで購入すれば、並行輸入品でも問題ないのではないかと思っています。
商品リンクの楽天市場とYahoo!ショッピングのボタンをクリックすると、並行輸入品も表示されます。
バリエーションとしては、通常サイズとミニサイズがあります。
通常サイズには、持ち手と袋の口に反射素材が使われたタイプ(REFLECTIVE)もあります。
(追記)Notabag Recycledは軽量エコバッグを求める方に超おすすめ!
2022年に、Notabagに新たなモデル、「Notabag Recycled」が登場しました!
500mlのペットボトル約12本分の再生PET素材で作られたというのがポイントのようですが、私にとって何よりも魅力的だったのは、なんと重量が71gと、一気に超軽量エコバッグの仲間入りをしたこと!
通常のNotabagの重量は115gです。つまり、これまでと同じ形状で44gも軽量化されたモデルなのです!
Notabagの便利さはそのままに、これまで以上に持ち運びがしやすくなっています!
私は「セージ」色を選びました。とてもきれいな色です。
これまでのNotabagとサイズを比べてみます。まずは縦横の大きさから。
Notabag Recycledは畳んでも厚みが出ないので、畳んだ時の縦横の大きさは、実は通常のNotabagより大きめになります。ただ、実感としてはほとんど変わりません。
次は厚みを比較してみます。
一番変わったのは、この厚みです!半分くらいの厚さになっているのが伝わるでしょうか。
畳んだ時にも薄くなったおかげで、バッグのポケットにも入れやすくなりました。
私の夫はロードバイクに乗るのが趣味なのですが、サイクルジャージのポケットにも入れやすいそうです。
私はこれまでもNotabagを愛用してきましたが、他にも愛用しているシュパットと比べるとサイズの割りにちょっと重いのが少しだけ気になっていました……。
なので、Notabag Recycledは私にとってさらに理想的なエコバッグになりました。
ただ、Notabagの良さの一つに「おしゃれ」なところがあると思うのですが、Notabag Recycledと比較すると、通常のNotabagの方が「おしゃれ」に見えます。
通常のNotabagのコットンライクな生地感はどんな服にも合わせやすくて、安っぽく見えません。それに比べるとNotabag Recycledのザ・ナイロンの生地はちょっと安っぽく見えるかも……。
なので、おしゃれさを取るか軽さを取るか、なかなか難しい選択かもしれませんが、軽量なリュック型エコバッグを探している方には、Notabag Recycledは間違いなくおすすめできますよ!